木曜倶楽部

しがない一オタクの雑文。腐っております。

八百万の神はアニメイトにいる

私はアニメイトに行った。その前日に金ローで執行されてきたせいでコナン沼に落ちかけていたので、安室さんあたりのグッズがあれば買おうかな〜!程度の動機だった。

一番近いアニメイトが見えてきた時点で私は目を疑った。人がやたら多い。今までこの最寄りのアニメイトに幾度となく通いつめてきたが、ここまで人がいるのは初めてのことであった。それでもここで何があるのかはとんと知らない身であったため、ふつうにアニメイトの店内に入り目の前にあったコナングッズを検分し本を見に行って青い鳥をいじっていた。最終的に買わない、という選択肢をえらんだが、レジの長い列を横切る段階でさらに私は目を疑った。

有栖川帝統のコスをしている人がいた。有栖川帝統が有栖川帝統のどでかいぬいぐるみを持ってレジ列に並んでいた。なかなかシュールな光景だった。この時やっと私は「コスプレのイベントでもあるのか…?」と思い至った。ただし会場らしき場所には出なかった。コナンの本を探していたからである。無かった。見つからなかった。そして諦めて外に出たとき、

めっっっちゃたくさん刀剣がいた。アイドル系もたくさんいたし1人妖夢がいたし極め付けにはゴリラがいた。一回柱の陰から突然ゴリラさんがこんにちはして、1センチほど飛び上がってしまった。最後には会釈する仲になったので、通じ合えたのかもしれない。ゴリラと和解せよ。

とりあえず私は偶然近くにいたらしい友人を召喚し共に写真家になった。チェイスの始まりだ。内在人格はリッスンである。ちなみに友人も私もとんでもなくハイになっていた。新しい方が入ってくるたび叫びたおしていたしなんなら撮れそうになるまでストーカーしていた。主犯は私である。三日月と鶴丸を撮るときと太宰と中原を撮るときにめちゃくちゃ付いて回った。鶴丸さんには気付かれていた。太刀とはいえやはり刀剣、人間と狸など足下にも及ばなかったようである。

レイヤーの皆様は神だった。撮らせてくれと言えば明るくOKしてくださるしなんなら一緒に撮ってくださった。秋田くんは限りなく可愛かったため映るのが恥ずかしすぎてこんちゃんとのツーショットで勘弁してもらったのだが…

審神者さんと現代遠征にいらしていた本歌山姥切さんには近くに佇んでいた山姥切国広さんとツーショットしてもらったし他の本歌さんとツーショットしてらした時におこぼれに預からせていただいたりと何度かお世話になった。(審神者さんがめちゃくちゃはしゃいでいたので少し安心した。貴女の刀は最高でした。審神者さんも可愛かったです。)

山姥切ハッピーセット(山姥切国広極、山姥切国広、本歌山姥切、南泉一文字)状態の皆様が集まっていらしたため、そこに突っ込んだりもした。見えていなかったがそこに我が愛する初期刀歌仙兼定もいて私はひっくり返りそうになった。ハッピーセットを撮るつもりだったはずが私は歌仙さんにつっこんでいっていた。顔が良かった。ちなみにしっかり山姥切ハッピーセットと本歌バリューセット(先述のダブル本歌をコバンザメした話)の写真はゲットしてあるのでご安心を。

大包平さん(とてもコミュ力強者だった)にはドヤ顔ダブルピースをしてもらった。撮る直前に同じ部隊らしき倶利伽羅さんと光忠さんと喋ってらした内容からやっていただいた。顔が良いのも相まってかなり腹筋に悪かった。

通算3回も同じ膝丸さんを撮らせていただいたりもした。ソロ、鶯丸さんとのツーショット、源氏兄弟、の3枚だ。源氏兄弟を撮ろう!と許可を取りに行く段階で私は2回膝丸を撮らせてもらってる上、兄者は兄者でその直前に一回ソロでお願いしたため申し訳なさが天元突破していたが明るく対応してくださった。兄者は「あ、さっきの!」と仰っていたが私は知らない。知らないったら。

ヒロアカのかみなりさんとばくごうさんも撮らせてもらった。私は恥ずかしながら沼の民ではないのだが、沼の民たる友人も納得の掛け合いやらお菓子いただけたやらめっちゃかわいいやらで沼に落ちそうになっている。やばい。とてもやばい。

お菓子といえば兼さんにも小石型のチョコをいただいた。初めてか何かの方だったらしく、撮らせていただいたあとものすごく嬉しそうであったため私も嬉しかった。小石型のチョコは家宝にするつもりだ。食べられるか!!


そして、私がこの日一番ハイテンションになり、最終的に喉が枯れた原因となったラスボスの話をしよう。アイナナより和泉一織さんと四葉環さんである。最初王様プリンをホールドしている四葉さんを見つけ、「撮ろうぜ!」とアイナナの民たる友人&狸はにわかに色めき立ったのだが、さらに友人が目星ロールにクリティカルし和泉さんを発見した。私が和泉一織を推しに推していることを知っていた彼女の目星ロールに乾杯。友人に和泉一織がいると言われた私は、自分がコミュ障であることを忘れて突っ込んでいった。四葉とツーショットしてもらった上、友人が四葉さんと並んで撮ってもらっていたため、私も自分の顔面偏差値が悲惨な数値であることをすっかり記憶の彼方へ追いやり、わがままにも四葉さんと和泉さんに一緒に写ってくれと頼み込むに至った。ちなみにファンサービスが抜群であり、私が想像できた距離以上に近くに並んでくれたため、小心者の狸は死の危険を覚えたということを書き添えておく。いい匂いがした…。2枚ほど撮ってもらった後私は一時的発狂に陥った。今まで出したことないレベルでありがとうございますを叫び、生きててよかった…などと本人の前で口走る上友人に隠れた。友人がなんか言ってくれていたのは聞こえていたが、なにぶんSAN値がえらい減りだったため正直ほぼ覚えていない。それほどまでに和泉一織が和泉一織であったし四葉環が四葉環であった。美とはああいう方々のことを言うのだ。


最後に、きっと撮らせていただいた皆様には届かないだろうが、ここで謝辞を述べさせていただく。

こんなコミュ障に明るく優しく対応してくださりありがとうございます。私はきっと変な、というか気持ち悪い輩だったと思います。服装もお世辞にもお洒落ではなく、顔面などさらに悲惨で。それでも明るくおはなししてくださった上、一緒に写りますかと誘ってくださったり、お菓子をいただいたりしたこと。それだけで私は生きていける気がしました。生きてきて良かったなと思いました。本当に、本当にありがとうございました。

一オタクの狸より。