木曜倶楽部

しがない一オタクの雑文。腐っております。

難儀な性癖

私は腐っている。ので、右とか左とかカプとかその他腐女子語録を、ことこういう話題を持ち出すときには使用してしまう。腐れたものに近寄りたくない方は見なかった振りをして戻ることを強く推奨する。




私は小説や絵をネットの海に放流したことはないが、それに類するものの種は結構考えてメモしている。

もちろんそういう種は自分の性癖に直結していることが多い。つまるところ種が闇を孕んでいれば、=私が闇の性癖を持ち合わせているということになってしまう。私は闇の腐女子ではないはずなのだ…ハッピーエンドは至高で、推しには幸せになってほしい。はずなのだが、種を見返すとメリバやバッドが多い。よく狂人は自分を狂人と言わないとされるが、闇の腐女子もその類のものなのかもしれない。


突然だが、読者の皆様は推しを軽率に殺した経験がおありだろうか?作品でも、私のように種や妄想でもいい。どこかで推しか推しカプの片割れをあの世送りにしたことが。

私はある。たくさんある。特に三日月宗近を軽率に折る。仮にも天下五剣に何という仕打ちを!?と思うし足利義輝公にも申しわけないのだが、三日月と鶴丸

もっと絞ればつるみかの時に、主の護衛をしていた三日月が折れる。主を恨めやしないし、死に目を見ていない自分より主の方が辛いと感情を押し殺した鶴丸が見たい欲がある。主と三日月と鶴丸が仲良しならさらにいい。

付け加えておくと私は三日月の事が大好きである。縁側で日向ぼっこしている絵でもあればそれだけで生きていける程度には推している。でもなぜか目を離したすきに折れているのだ。


唐突に戦国BASARAに話題が移るが、こちらでも闇が出る。関ヶ原石田三成徳川家康…である。家康が(三成以外の)だれかに殺されて、三成がだれかを追いかけて追いかけてぶっ殺したあとに自分も死ぬ、というありきたりなやつである。登場人物が全員死ぬしだれかはもしかしたら大谷とか島の左近だったかもしれない。そうだとしたら救いがなさすぎる。その他のジャンルでも復讐からの後追いをよくやるので、私はアヴェンジャーが好きなのだろう。そういえばfgoの最推しはサリエリだし、fgoを始めたきっかけは巌窟王だった。いっそ鮮やかなほどアヴェンジャーだ。

ちなみに私は捨て駒をしている。毛利元就さまがいなければ、今こうしてオタクとしてエッセイを書いてはいないだろう。


妙な話だが、戦国、三国など歴史を基にした物語からとるカプには利点がある。死ぬのだ。

例を挙げれば、馬超殿は馬岱殿より先に死ぬし(おいしい)、曹丕様は司馬懿殿より先に死ぬ。死んだ後に気持ちに気づくとか、遺志を継ぐとか、まぁ色々とやりようがある。しかもそれがまた美味しいのだ。

それはそれとして現代アイドルものでも簡単に死人がでるが。特にユキさんとモモさんは片方がよく死ぬ。…酷くなると心中してしまう。


闇と言えば、人死にと監禁に始まるヤンデレ系だ。

だが、私はヤンデレを好んで食べる方ではない。

夢を見ている私の方はよくヤンデレ系を摂取しているが、腐れた私は食べない。

独占欲の発露はいとおかしであるが、その発露の方法がテンプレートなヤンデレだとわろしである。じわじわ狂ってほしいのだ。変化球がほしいのだ。個人的な推しの方向性が頭脳型なのもあるが、外堀を徐々に埋めてゆき、最後に彼の周りに残るのは自分だけ、という状況をヤンデレというなら私はヤンデレが大好きである。もしかしたらこれもテンプレートかもしれないが…

「彼には自分しかいない。自分しか。あぁ、なんて哀れだ!自分が、彼を守らなくては!」

なんてセリフが出てきた暁には私は卒倒するだろう。


などと言っておきながら、カプの片割れが公式で死んでいる場合はご都合主義を振りかざしてハッピーエンドをねじ込みに行くのだ。

だって幸せになってほしいじゃない!!!